今後のキャリアプランを描くことが人生を成功させる秘訣

さまざまな仕事術がありますが、それ以前に大切なのがキャリアプランをしっかり描くことです。キャリアプランとは自分のキャリアの道筋のようなもので、数年先から数十年先の将来にわたって、どんな仕事をしてどんなキャリアを築きたいかを考えます。どのような職種であれ、これは大切なことです。

たとえば、フリーランスの場合、会社組織には所属しないため昇給や昇格といったことはありません。しかし、自分の価値を自分で高めるように努力しないと年収アップは望めないでしょう。ここで言う価値とは、仕事の能力だけでなくこれまで培った実績との総合的な要素です。能力は高くても実績がないと仕事を受注することが難しいため、創出できる価値はないということになってしまいます。一方、そもそも能力がなければ、実績を作ること自体困難です。

したがって、どんな職種や仕事形態であっても、どうやって能力と実績からなる自分の価値を高めていくのかをしっかり思い描くことが大切です。その具体的なプランがキャリアプランと言えるでしょう。なお、能力というと理系職種をイメージしやすいですが、文系職種についても同じことが言えます。

いずれにせよ、終身雇用制度が崩壊した現代は、かつてのように会社が求める仕事をこなすだけで自動的にキャリアがアップしていくような時代ではなくなりました。要は、受け身の人は今後生き残れなくなる可能性が高いということです。自らの居場所を確保するためにも、年齢やこれまでのキャリアにかかわらず、これから先のキャリアプランをしっかり描きましょう。